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本書の内容紹介

踊り場で悩める経営者の皆様へ

起業したての頃は小さいチャンスをものにしながらビジネスが次第に大きくなっていく、そして軌道に乗ると仲間が増え、その中からスターが出てきて更に業績が上がる…
しかしこのように頑張ってきた経営者もある時に経営の踊り場を感じることがあります。
「みんな頑張っている割にはいまいち業績が上がらない」、
「毎月の資金繰り、なんとかならんかなあ」
「社員の給料を上げたのだが今の業績では難しいなあ」
踊り場にいる経営者はこんな悩みを抱えていることが多いのはないでしょうか?
その中で、新しい事業にチャレンジしたいと考えるい経営者の中には
「どんな製品やサービスを提供すればよいのだろう?」
「人材教育や設備投資をしたんだが世の中の先き行きが見えない」
等と思い悩む方も多いでしょう。

改めて言うまでもありませんが、経営者とはそれぞれの企業のトップ、最高責任者です。
その分責任も重く、悩みも多いはずです。 そのような重圧の中でもチャレンジすること、変わることに問題意識を持つこと、それ自身が素晴らしいことなんです。

そこで本書でお伝えしたいことは、そういった経営の踊り場にいる企業が、今後更に伸びていくために何をすべきかということです。

その答えは?

実はその答えはとてもシンプルなんです。 お客様のためになることをとことん考え抜いたうえでイノベーションを起こし続けることです。貴方の会社をもっと成長させたいのならあらゆる手を使ってこれを実現するのが最善の道です。
何故ならイノベーションというのは企業にとって「稼ぐ力」の源泉になるからです。 これにより高付加価値経営、つまり利益を稼ぎやすい体質になるため借金を減らし賃金を挙げることができるようになるのです。

ただ、中小企業に潤沢な資金や人材がいるというケースはまれなので、私は身の丈に合ったところから始めるプチ・イノベーション(プチイノベ®)から始めることをお勧めしております。
そして本当にその発想が素晴らしければベンチャーキャピタルやクラウドファンディングから資金提供があるのかもしれませんね!

イノベーションなんて起こせるのか?

イノベーションが良いことは分かったが、そんなに簡単に起こすことができるのだろうか?
それをお答えする前にイノベーションの説明をしておきます。
「新機軸」とか「新発想で変革を起こすことで必ずしも技術は必要ではない」等とよく言われますが、手に伝わる感触として捉えらないだけにピンとこない方も多いと思います。
確かに誰でも簡単にイノベーションを起こせるというわけではありません。
イノベーションを起こすためには「社会の変化」、「技術の進化」、「ニーズの連鎖」等を先読みする力が必要となります。

一方で、アップルの創業者スティーブ・ ジョブズ氏やアマゾンの設立者ジェフ・ベゾス氏、あるいはテスラ社で様々な事業を立ち上げているイーロン・マスク氏は何故成功したのでしょうか?それは顧客の望むこと、技術の進化、社会の変化等をとことん考えたうえで小さい第一歩から始め信念をもって行動した結果、世界の大企業になったのです。
確かにこのような偉業を成し遂げる方はごく一握りかもしれません。「そんな大げさなことは、ウチの会社規模には関係ない」という声が聞こえてきそうです。
しかしちょっと待ってください。
少しだけ歴史を振り返ってみると、1940年代に生まれたコンピュータはこれまで数十年の進化の過程で様々な創造と破壊を繰り返してきましたが、それは主に技術屋が住む狭い社会の中で起きたことです。
それが2007年にiPhoneが登場した頃からそのような力が一般の社会や日常生活に浸透してきたわけですから「もう何が起きてもおかしくない時代」になりました。 つまりどこにでもイノベーションのチャンスがあるということです。
しかも時代の必然としてオープンイノベーションという考え方が進展し、オープンデータ、オープンソース、様々な機能を持つチップの標準化、そしてクラウドサービス等、イノベーションを起こすための七つ道具は安く誰でも使えるようになりました。

そうなってくると大企業という統制の取れた大部隊よりもむしろ小回りがきき柔軟な対応が可能な中小企業やスタートアップのほうが新たな市場の創造者に向いているのです。

本書の狙い

本書は3年前から構想していたもので、もはやイノベーションはシリコンバレーの特権ではなく、中国の深セン、インドのバンガロール、シンガポール、みな頑張っている。 日本ももっと盛り上がろうぜ」というメッセージを送りたかった。
ただそれだけの思いを原稿用紙350枚分に詰め込んで出版社に持ち込んだのが1年前です。
そこでこれから新しいビジネスを立ち上げイノベーションを起こすために私が40年間に渡り実際に体験したことが少しでも皆さんのお役に立てればという一心から「利己的なチップの法則」や「人間の欲望とニーズの連鎖」等を解き明かすことにより時代の流れを正しく理解し、だれよりも速く掴み取る眼力を持つための視点と方法論を解説していきます。
更にそれを通して我々が近い将来体験するであろう新しい社会、例えば「インディビジュアルインダストリー」、「情報メッシュ社会」、「一体化社会」等の姿を模索していきます。
本書を読んでいただいて、自社のビジネスの改革に意欲がわいたなら、ぜひ私と一緒に、「革命」を起こしていきませんか!
イノコンパートナーとして、その日を心待ちにしています。

本書を執筆中にうれしい知らせが届きました。

玉川憲さん率いる株式会社SORACOMが起業後わずか3年でKDDIに200億円(日経新聞)で買われた際に「イグジットおめでとう」の声に「いやこれは私にとってエントランスなんです」というたくましい答えが返ってきました。そしてとうとう2018年2月22日にベンチャー大賞で経産大臣賞を受賞したのです。ここまで来るのはまさに快挙、友人としても誇らしいかぎりです。
私としてはこのような素敵な方が日本に1000人は出て来てほしいと考えてますので、もし本書を読んだ方が一人でも多くイノベーションに興味を持ち果敢にチャレンジしてくれるなら私にとってこの上ない幸せです。
皆さんにとって、更には日本にとってより良い未来が広がりますように願ってやみません。