OSSの利用実態
IDCが去年の1月と12月に国内企業・組織のIT部門を対象にOSSの利用実態調査を行っている。
調査結果を添付するが、ざっくりとまとめると
- OSSを「本番環境で導入している」と回答した企業は平均で31.3%。昨年の調査は31.5%、一昨年の調査では32.0%となり、この3年間で大きな変化はない。
- 導入が最も進んでいるのはやはりLinux。
- 特徴的なのはデータベースの利用状況で、
・MySQLは一年弱で26.5%から53.1%に倍増
・POSTGRESQLは13.3%から35%に約3倍近く伸びている。
・NoSQLに関しても同じような傾向で伸びており、商用のデータベースからOSSに急速に移行しているのがわかる。
IDC調査(2015年1月)
調査時点:IDC Japanが2015年1月
調査対象:国内企業・組織のIT部門
有効回答:309社
OSSを「本番環境で導入している」企業の割合:31.5%
本番環境での導入率が30%を超えている産業:通信・情報が39.2%、公共・公益が37.6%、金融が35.4%。
IDC調査(2015年12月)
調査時点:2015年12月
調査対象:国内企業・組織のIT部門
有効回答:309社
OSSを「本番環境で導入している」企業の割合:31.3%
本番環境での導入率が30%を超えている産業:(記載なし)
規模別導入率:
・5,000人以上:39.4%
・1,000人~4,999人:36.8%
・100~499人以下:く24.8%
2016年9月7日