イノベーション論考【第1回】プチ・イノベーションの勧め | 生産性向上を実現するパートナー ベーネテック

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イノベーション論考【第1回】プチ・イノベーションの勧め

プチ・イノベーションの勧め

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プチイノベーションの勧め

去年起業してから半年近くがたちだいぶ落ち着いてきたのでそろそろブログを再開しようと思う。

弊社のミッションは「イノベーションによる高付加価値経営を目指す経営者の参謀役としてサポートをする」こと。 なので話題はイノベーション関係、そしてそれを実現するための開発手法(アジャイル型を含めたプロジェクトマネジメント関係)、更にそれら全体を安全に運営するための情報セキュリティに関するトピックが多くなると思う。

とはいってもあくまでブログなのでそれ以外の柔らかい話やとるに足らないショートトピックも含めて結構好き勝手な話をさせて頂く。

一回目はイノベーションネタで「プチイノベーションの勧め」。 理由? 特にないけど敢えて言えば、これまでの半世紀近くにわたるITの歴史(コンピュータ史)のなかで今ほどイノベーションを身近に感じる時代はなかったと思うからだ。

「はやり言葉」の功罪

ちょっと前には「第三のプラットフォーム」、今は「第四の産業革命」、その都度熱弁を奮っている方々を壇上にお見受けする。

決して否定しているわけではなく、むしろ若い技術者や、行く先に迷っておられる経営者にある種の刺激や方向性を与えられるという意味では大変有意義な社会活動だ。

ただ話を聞いてみると中身はドイツの「インダストリー4.0」だったり、今や人寄せパンダになった「IOT/M2M」ネタが多く、実際に何か大それたことを言っているわけでも起きているわけでもないのだ。

イノベーションの昔と今に思うこと

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産業革命の象徴

例えば我々が遠い昔に勉強した蒸気機関や電気の発明(インベンション)による産業革命を思い起こしてみよう。多分当時の人の生活は180度変わっただろう。 それに比べて今起きていることが百歩譲って「産業革命」だったとしてもその質はだいぶ異なっているのではないだろうか?
今、世間で注目を浴びている、あるいは様々なメディアで煽られている「バズワード達」、う~ん、今更挙げたくないが例えばモバイル、SNS、ビックデータ、ディープラーニング(人工知能)、IOT/M2M・・・

個別にみていくと確かにこれから世の中どうなっていくのかなんて思いはせたりするともあるが、結局先のことは誰もわからない。
ただ私は入社して仕事を任せられるようになった頃、先輩から「年の初めに1年後を予測して紙に書いておき年末に確認してみるんだ」と言われ、以来30年ほど続けてきた。

もちろん最初は外れてばかり。でも何年かすると少しは当たるようになってきた。 改善したのは一言でいうと「何を観るか」。 詳細は別の機会に譲るが結論から言うと主に以下の3点から常に検証し続けることだ。 「言うは易し」、もし貴方が私と同じように普通の「人間」ならこれらを完璧に見切ることは不可能だろうが努力をすれば必ず近づくことができる。

  • 生存競争の中で繰り広げられる様々な分野の技術進歩
  • 企業行動としての経営リソースの消費性向
  • 社会的ニーズ、そして人々の物・サービスに対する選好度
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スマホとクラウドの連携

などが化学反応を起こしながら適正に融合したときイノベーションが起きるのではないだろうか。

「後出しじゃんけん」と言われそうだが、例えば2005年に予測したのは「どこでも常時通信ができる超小型のモバイル機器」。 

これが2007年初頭に登場したiPhoneだった。 勿論私が予測したものよりは完成度が高く、日本の発売まで随分待ち遠しい思いをしたものだ。 

そして2008年には「これからコンピュータのユーティリティ化の時代に向かっていく」ことを社内でレポートしている。

コンピュータのユーティリティー化

15927360_sこの言葉は少なくとも「第三のプラットフォーム」よりは的を得ている(視点が違うのだが)と自負しているが、随分長い間フォロアーがいなかった(笑) 寂しい思いをしている中で2013年4月9日に東京六本木で記念すべきことが起きる。 この日に開催されたOracle CloudWorldでラリーエリソン氏がこの言葉を使ってくれたのだ。 これにはさすがにちとうれしかった(笑)。

コンピュータ史「コンピュータのユーティリティ化の時代へ」

「コンピュータのユーティリティ化の時代へ」  2008年/狩野レポート

とはいってもこの言葉には実はルーツがあったのだ。

私が学生時代にコンピュータ科学を勉強していた1970年代、人工知能の大御所であったジョンマッカーシー教授が1960年代初頭に「コンピュータのユーティリティ化」、つまり電気、ガス、水道と同じように、誰でもそれを望んだとき、それを気が付くかつかないかによらず、使いたいときにコンピューティングパワーの恩恵を受ける時代がくることを予言している。

そう、それから半世紀という時を超えてその世界が今まさに起こっているのではないだろうか?

このような時代にはコンピュータが我々の生活にまで引き込まれ、ひいてはインプラントからインボディ、つまりナノボット/バイオボットとしてに人体と融合(溶融)するようにリフォームされていく。 コンピュータが嫌がろうが(そんなことはないだろうが)、また我々がそれを意識する、しないにかかわらず少なくともこの時代はそういうことを受け入れようとしている。

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カンブリア紀ならぬ「IOT紀?」

眼や鼻の機能(センサー)を備え互いにコミュニケーションができる(通信)コンピュータがIOTという大海( IOT海 )の中で様々な試練を乗り越えるために変態しながら次第に環境に適応していく。

これってまさに五億四千年前にこの地球上に起きた「カンブリア爆発」に似てると思わないかい?

だとすると今後小さなイノベーション(私は「プチ・イノベーション」とか「プチ・イノベ」と呼んでいる)が爆発的に起こりながら長い年月の後に人間社会全体が、今はぼんやりとしか見えてない、あるいは想像すらできない世界へとトランスフォームしていくのではないだろうか? 

ちょっと大言壮語、話が大きくなりすぎたのでプチ・イノベまで話を戻すことにしよう。

頑張れ経営者!、頑張れ若者!

つまり今は中小企業は勿論若い人でさえもプチイノベが起こせる、そして多くの人がその恩恵にあずかることができる素晴らしい時代になったのだ。プチ・イノベーションの勧め

そういう意味では今の若い技術者を大変うらやましく思うとともに、是非とも全世界の人々の幸福のために頑張ってもらいたいと切に願ってやまない。

そして勿論我々もこの業界で35年間技術屋としてイノベーションにかかわってきた者として皆さんのお役に立つ限り少しでもその後押しができれば、という思いからこのブログを始めることにした、なんていうと恰好つけすぎかな(笑)

ただ私がコンピュータに興味を持ち始めた学生時代から40年以上が立ってもまだまだ暗中模索の中にいて、更にますます面白く感じるこの業界の魅力(というか魔力?)に計り知れないものを感じる。

この世の中、長くやればいいというものでもないだろうが、IT業界の生き証人(?)の一人として日々起きている些細なことから日本のソフトウエア産業の行く末に至るまでITオヤジの眼にはどんな光景が見えているのかを皆さんと共有できれば幸いである。

 

 

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