資金調達に悩む
会社を経営している人は、資金調達に悩んでいることが多いです。
しかし、経営者にとって健全に会社を経営するためには、資金調達は避けて通ることができません。
資金調達力は、会社の経営を成功させる上で欠かせない力の一つで、金融機関から見ると、会社や経営者の経営力の審査結果でもあります。
会社を経営していると、業績が良いときばかりではありません。
業績不振に陥ったとき、資金がショートする前に資金調達をしましょう。
資金がショートする寸前に調達すると、時間とコストがかかり、経営者の心理状況も良い状態ではなく、資金繰りのための経営になってしまう可能性があります。
会社を経営している人は、資金調達についてよく知っておきましょう。
経営者が数字を把握することが大切
経営者の多くは、経理を社員に任せっきりで、数字をしっかり把握していないのではないでしょうか。
経理が毎日少しずつお金を抜き取っていても、すぐに気がつかない経営者も少なくありません。
経理は、会社の資金が足りなくなったことは教えてくれますが、財務体質の弱点までは専門外であるため、教えてはくれないでしょう。
会社の財務弱点をしっかりと経営者が把握することで、具体的な戦略を打つことができます。
例えば、財務分析を行い入金サイクルに問題がないかなど、具体的な数値を把握することで、入金の方法や商品開発、顧客セグメントを変更したり、戦略を立てたりすることが可能です。
これらの戦略を実行するためには、資金調達が重要です。
資金調達の方法は、投資家などからの出資、銀行からの融資など様々ですが、どの方法が得であるか判断しなければなりません。
その判断をするためには、財務分析が必要になってくるのです。
中小企業は銀行からの融資が多いですが、その場合も交渉を優位に進めるために、経営者が自ら財務分析を行い、数字を把握する必要があります。
財務分析を行わずに資金調達をすると、頭で描いていた計画通りにはいかないでしょう。
コスト、時間、返済や利益計画、資金調達を検討しても、頭で描いた計画であれば、スムーズに計画通りにはいかないものです。
資金調達を行う際は、経営者が財務分析を行いましょう。
2017年7月25日