「多事造論」にあやかって
「多事争論」、この言葉を聞いて故・筑紫哲也氏を思い出す方は多いのではないだろうか。
いい言葉を引き出してきたなあとつくづく感心したものだが、ご存知のようにもとは福沢諭吉先生の「違う意見を持つ者が議論する事がなにより大切である」からきている。
同様の意味で「百家争鳴」「百花斉放」などがあるが、これらは半世紀以上前の中国の政治スローガン、進んで使いたくなるような言葉でもない。
これまで多事争論をもじって多事爽論、多事掃論、多事奏論、多事創論、多事暴論など多くの造語が生まれてきた。 それだけ皆さんの心に残る四字熟語ということなんだろう。
その中で、ステレオタイプ的論議にうんざりすることが多い筆者としては、そのような意図に対してあえて独断的戯言、暴言的偏見で切り込むことでより効果的な論議ができればという願いを込めて「多事造論」なるカテゴリーを追加することにした。
なるべく1000文字以下にして軽く読めるものにしたいと考えているのでお付き合いをいただければ幸いだ。
もちろん異論・反論は大歓迎だが、くれぐれもお手柔らかに(^^;
2016年9月26日