
OSSライセンスのリスク OSSに関する経営トップの心得 OSIが承認したOSSライセンスだけでも70種近くあり、それを日本語に翻訳してくれている便利なサイトがOSG-JP(Open Source Group Japan )だ。(ここから参照できる) もしあなたが開発者でなければ70種類のライセンスを全て頭に入れる必要はなく、上記のサイトも必要に応じて字引のように使用すればよいだろう。 ただし、も…
2016年9月6日

OSSとは このシリーズの初稿でも取り上げたようにOSSの取り扱いをややこしくしているのがその構成者や関係者が多いということだろう。 以前にも似たような図をお見せしたが、OSSはプログラムの実態のほかにそれを開発するためのコミュニティ(会計、啓蒙、監視なども含む一般の会社に近い組織)とライセンス条項、そしてその法的根拠としての知的財産に関する各国法が存在する。 この図の中のOSSの2…
2016年9月4日

OSSから著作権を斬る!? さてこのシリーズではこれまで「著作権法」に関してじっくりとおさらいをしてきた。 それはOSSライセンスを理解するうえでそのベースとなる最も重要な関係法だと考えたからだ。 まあそうはいっても、皆さんの中には、「法務部がやるからとりあえずいいかな?」とか「ちょっと苦手なのでスルーしてきた」という方も少なからずいるだろう。 そういう人のために今まで5回に分けて論じてきた著作権…
2016年8月27日

著作権法改正への道 憲法と同じように日本の著作権法にも改憲論者と護憲論者がいるのをご存じだろうか? このように2つに分かれるのは好みの問題とか、変化に対する単純な抵抗感とかは別にすると、世の中の変化をどの視点から捉えているか、そのなかで守りたいものは何なのか等の理由でそのスタンスが変わることが多いといわれている。 また護憲論者を支えているもう一つの拠り所は、1899年という比較的早い時期にベルヌ条…
2016年8月21日

著作権法はこのままでよいのか? 前稿では現行の著作権法の中からプログラムの保護に関する条文を抜き出し、それぞれを事実として確認した。 タイトルはちょっと過激だが、今回はプログラムを保護していくために現行著作権法が持つ課題を明らかにしていきたい。 そのため、まずは我が国の現行の著作権法の体系が直感的にわかる表を掲載しているサイト(公益社団法人著作権情報センター)を以下に紹介する。 (http://w…
2016年8月17日
