日本のドローン事情 日本はドローンのコンシューマ市場ではまるっきり存在感がないように見える。 なぜこのような結果になったのかは不明だが、今や市販部品で誰でも参入できるコンシューマー市場(B2C)よりも、精度や耐久性をはじめニーズに特化した様々な技術開発が必要な産業用市場(B2B)の方が将来有望だという意見が多いのもうなずける。 日本のドローン事情を考えるにあたり先ずは日本政府の考え方を確認しておこ…
2016年4月18日
ドローンのビジネス動向 ホビー用ドローン市場で圧倒的なシェアを誇っているのが中国のDJI社だ。 読者の皆さんにはDJIより「ファントム(Phantom)」の方がなじみが深いかもしれない。 中国DJI社の強さの理由 2006年に設立した中国のDJI社が約7割という圧倒的なシェアを獲得した理由はなんだったのだろうか? それは、コンシューマー市場で一般ユーザーのニーズを的確に…
2016年4月16日
ドローン元年から1年 「2015年はドローン元年」と言われてから約1年がたつ。 世界のドローン市場は年率100%以上で伸びていくとも言われている。 残念なことに日本の場合、2015年4月官邸へのドローン墜落、翌5月の善光寺の「中日庭儀大法要」中にもドローンが墜落、等立て続けに事件が起きるなど、いやなムードの中で盛り上がってきた、というところだろうか。 国土交通省は、そうした事件を受けてやっと重い腰…
2016年4月15日
イノベーションが身近になってきたぞ これまでコンピュータ史からイノベーションを予測する手法の一例を示してきた。ご存知のようにイノベーションは「新結合」「新基軸」と言われるように必ずしも科学技術やインベンション(発明)を伴うものではない。 しかしこの数十年のイノベーションの進化にはICT(ソフトウエアも含めた情報通信技術)が関係しているものが突出して多い。 特に製造、運輸、金融、農業、教育、宇宙、防…
2016年3月11日
イノベーションを予測するということ コンピュータ史から「流れ」を読む これまでの投稿で、イノベーションを予測するにはコンピュータのこれまでの歴史を振り返ってみてはどうかという提案をした。 その際「コンピュータがどのように使われてきたか」というユースウエアの視点で追うのが効果的だというお話もした。 なぜならそれは「作る側の論理」が「使う側のニーズ/ウオンツ/インサイトによる選好」というふるいにかけら…
2016年3月7日