新入社員と先輩社員
4月になると毎年、新入社員が入社します。
近年、多くの企業が新入社員に求めているのは即戦力であり、新入社員が即戦力となることで、企業の経営は大きく変わります。
即戦力となる新入社員は、育成される新入社員と、育成する先輩社員がポイントです。
どちらかが欠けると、即戦力とはならないでしょう。
新入社員というのは、学校を卒業したばかりなため、社会人として求められていることがわからないことが多く、意思決定の際には、それまで経験してきたことを基に判断してしまうものです。
新入社員を即戦力になるように育成するためには、社会人としての意識転換を行い、社会人として求められるマインド、スキル、ナレッジを早い段階で、構築する必要があるでしょう。
それと同時に、指導者としてのマインドセットを、先輩社員が持つことで企業の経営に良い影響をもたらすのです。
それぞれに求められるもの
新入社員に求められるマインド、スキル、ナレッジのマインドとは、仕事への向上心や好奇心、意欲、モチベーションです。
スキルは、営業トークや事務処理、問題解決にあたり、ナレッジは専門的な知識のことを言います。
働く目的や、将来に対する肯定的なイメージを構築させることで、常に高いモチベーションを保つことができるでしょう。
即戦力となるためには、実行力、思考力、協働力が必要不可欠です。
実行力は主体性と行動力、思考力は逆算思考や、肯定的な捉え方、協働力はチームワークや、コミュニケーション能力を構築しなければなりません。
教える側と教えられる側には、知識や、経験の差が生まれるものですが、これぐらい分かるだろう、という考えでは、間違った認識を与えてしまう可能性があり、新入社員のモチベーションを維持することができません。
今までの仕事を整理し、振り返ることで、指導者としての意識を持ってもらう必要があります。
言葉で理解をしていても実際に行動しなければ身につきません。
経営に関わる新入社員を育てるために、実践につなげるマネジメントを行いましょう。
2017年7月25日