著作権法改正への道 憲法と同じように日本の著作権法にも改憲論者と護憲論者がいるのをご存じだろうか? このように2つに分かれるのは好みの問題とか、変化に対する単純な抵抗感とかは別にすると、世の中の変化をどの視点から捉えているか、そのなかで守りたいものは何なのか等の理由でそのスタンスが変わることが多いといわれている。 また護憲論者を支えているもう一つの拠り所は、1899年という比較的早い時期にベルヌ条…
2016年8月21日
日本の著作権法とプログラム 著作権法の体系 前述したように1970年に制定した日本の著作権法は2016年8月時点で124条から構成されており本文の文字数は約73000文字、その構成は以下の通りだ。 ・総則(1条~9条の2) ・著作者の権利(10条~78条の2) ・出版権(79条~88条) ・著作隣接権(89条~104条) ・私的録音録画補償金(104条の2~104条の10) ・紛争処理(105条~…
2016年8月9日
アジャイル開発はどこまで進んでいるのか 前稿の 『ポスト「モダンPM」というけれど』 では日経systemsさんの記事をネタにしてなぜアジャイル開発をもっと前面に出すような記事をが書かないのか? なぜアジャイル開発と似て非なる記事を書いてポスト「モダンPM」なる造語まで用意するのか? という話をした。 皆さんの中には「既に導入済みだよ」とか「うちは当面ウォーターフォール型(以下WF型)でいくつもり…
2016年5月26日
ポスト「モダンPM」とはいうけれど 日経SYSTEMSの最新号(2016年5月号)の特集が『ポスト「モダンPM」』 2月号では『「本物のプロマネ」七つの条件』(特集2)がありその記事の感想はすでにご紹介済みだが以下にポイントだけを引用する。 『結局PMBOKから始まったモダンPMの話が中心。 勿論PMBOKの勘どころを軽くおさらいしたいなら読んでみる価値はあるが「スキル変革」「本物のプロマネ」とい…
2016年5月18日
日本国憲法における人権 さてこれまでの2稿で憲法をテーマにした理由、そして憲法ってナニモノなんだ、というお話をしてきた。 今回は憲法の骨格となっている人権についてもう少し深堀したい。 理由は憲法が「個人の尊厳」を究極の価値としていることはもとより、定量的に分析してもその凝縮された条文の中で「人権」にかかわる条文、文字数ともに本文註最大の約1/3を占めることだ。 それだけで憲法が我々国民をいかに守っ…
2016年5月11日