目次 イノベーションが身近になってきたぞ これまでコンピュータ史からイノベーションを予測する手法の一例を示してきた。ご存知のようにイノベーションは「新結合」「新基軸」と言われるように必ずしも科学技術やインベンション(発明)を伴うものではない。 しかしこの数十年のイノベーションの進化にはICT(ソフトウエアも含めた情報通信技術)が関係しているものが突出して多い。 特に製造、運輸、金融、農業、教育、宇…
2016年3月11日
目次 イノベーションを予測するということ コンピュータ史から「流れ」を読む これまでの投稿で、イノベーションを予測するにはコンピュータのこれまでの歴史を振り返ってみてはどうかという提案をした。 その際「コンピュータがどのように使われてきたか」というユースウエアの視点で追うのが効果的だというお話もした。 なぜならそれは「作る側の論理」が「使う側のニーズ/ウオンツ/インサイトによる選好」というふるいに…
2016年3月7日
2015年11月も後半、活動を開始したばかりの株式会社ベーネテックに一本の電話が鳴りました。 「初めましてカンパニータンクの上杉(偽名)と申しますが1週間後に御社の取材をさせて頂くことは可能でしょうか?」 一通りのお話を聞いた後、頭をよぎったのは3点の疑問でした。 この会社は本当に大丈夫なのか? ろくに実績も上げてないのに取材なんかまだ早いよなあ? ホームページは立ち上げたが会社のパンフレットがな…
2016年3月2日
iPhone出現の予測 イノベーション論考【第一回】でも触れたが2007年初めに米国で発表されたiPhoneが翌年日本で発売される当日、私は並んで購入した一人だ。 この話をすると同僚から「狩野さんはアーリーアダプターですね」と言われたことがそれはちょっと違う。ましてや冒険心豊かな「イノベータ」でもない。 それまで「イノベーションの予測」を20年以上やってきた中で「電話や通信と常時接続可能なコンパク…
2016年2月28日
毎日お世話になっている「相対性理論」 一般的にはとっつきにくいと思われている相対性理論、でも多くの人はほぼ毎日この恩恵にあずかっていることを知っているだろうか? 確かに 移動すると時間が遅れ、空間が縮む 重力が大きくなると時間は遅れる ニュートンが発見した万有引力の正体は実は時空のゆがみだった。光すらその影響を受ける(つまり曲がる) 等は我々の日常生活の中では体験をしないだけに理解に苦しむ。 大学…
2016年2月27日