豊かな国になるために これまで国土交通省がホームページで公開している「我が国の長期的人口推移」によるとこのままでは日本は2100年には6485万人になると国民の危機意識をあおっているように見えるが、「人口が少ない国が必ずしも不幸な国というわけではない」ことを説明した。 ここで整理をしてみると G7先進7か国の大半は人口6000万人~8000万人程度で、日本も過去800年の人口動態から単純に予測する…
2016年10月15日
今どきの国力とは? 前稿で国力を測る指標として国土や総額としてのGDPではなくもっと「豊かさ」とか「幸福度」あるいは「効率よ良い社会」等を導入すべきではないかという提案をした。 しかしこれら指標を客観的に示すのは難しい。 が、もう少しまともな指標を出すことは可能ではないだろうか。 例えば 国民一人当たりのの稼ぐ力:一人あたりのGDP 効率性:労働生産性 科学技術力ド:ノーベル賞の授賞者 健康度:健…
2016年9月30日
人口と国力の関係 前回、「人口減少社会は悪なのか」というテーマで、「実はこの150年間に日本の人口が4倍に膨れ上がったのがむしろ異常で、我々に受け継がれてきたDNAが自然治癒力を発揮しているのではないか」という問題提起をした。 そこで素朴な疑問として上がってくるのが「それで日本は大丈夫か?」とか「日本の適正人口は?」だろう。 後者は”Who knows?”、これこそ百家争鳴…
2016年9月29日
人口減少社会は悪なのか? この数年、「少子高齢化」や「人口減少社会」という言葉をいやという程よく聞くようになった。 例えば国土交通省は以下のような図を出して「このままでは日本の将来は・・・」などとあおっている。 マスコミもこれに乗じて「総人口が8000万人を切ると日本は衰退し滅びゆく国になる」等と言っているのを皆さんも聞いたことがあるのではないだろうか? どう調べたのか分からないが、通説として日本…
2016年9月26日
「多事造論」にあやかって 「多事争論」、この言葉を聞いて故・筑紫哲也氏を思い出す方は多いのではないだろうか。 いい言葉を引き出してきたなあとつくづく感心したものだが、ご存知のようにもとは福沢諭吉先生の「違う意見を持つ者が議論する事がなにより大切である」からきている。 同様の意味で「百家争鳴」「百花斉放」などがあるが、これらは半世紀以上前の中国の政治スローガン、進んで使いたくなるような言葉でもない。…
2016年9月26日